〜どん底の経験が教えてくれた大切なもの〜
こんにちは。今日は少し重めの話題かもしれませんが、私が31歳の時に経験した適応障害のことについて、振り返ってみたいと思います。今では前向きに話せる経験なので、同じような経験をされている方の参考になれば嬉しいです。
すべては突然始まった
収入アップを目指して、9年間務めた会社を退職。新しい会社に転職して半年が経った頃でした。
ある朝、布団から起き上がれなくなったんです。単なる寝不足ではありません。その少し前から、なんだか様子がおかしいと感じていました。
- 考えることが難しくなる
- 新しいことが頭に入らない
- 仕事の内容が理解できない
病院で診察を受けると「適応障害」と診断されました。
最も辛かった時期
当時、長男はまだ1歳。妻も不安だったと思います。直属の上司からは遠回しに退職を勧められ、結局その会社は辞めることになりました。
これまでの人生で最も落ち込んだ時期だったかもしれません。家族に心配をかけ、迷惑をかけ…今思い出しても胸が痛くなります。
原因を振り返ると…
今となって冷静に分析すると、原因はいくつもありました:
- 新しい環境への慣れなさ
- 片道2時間半の通勤
- 資格試験の勉強との両立
- わずか3時間の睡眠
- 厳しすぎる研修環境
- 否定的な評価ばかりの環境
- 休日も勉強に追われる生活
- 常に緊張状態
自己肯定感がどんどん下がっていく中で、心も体も悲鳴を上げていたんですね。
この経験から学んだこと
今では、この経験は私にとって大切な「伏線回収の伏線」になっています。
もしあの時、適応障害にならなければ、今の満足のいく生活には出会えていなかったかもしれません。この経験がきっかけで、心理学や脳科学にも興味を持ち、たくさんのことを学びました。
今の私の健康管理の基本
この経験から学んだ、心と体の健康を保つための私なりのルール:
睡眠は絶対7時間以上
- これが確保できない環境には身を置かない
- 質の良い睡眠が何より大切
運動の時間を確保
- ランニングと筋トレで心身をリフレッシュ
- 運動で心地よい疲れと達成感を
オンとオフの切り替え
- リラックスする時間は必ず確保
- 休息も立派な生産活動
これだけのシンプルなことですが、これを守るようになってから、心も体も本当に元気です。
最後に
「結果には必ず原因がある」この言葉を、私は大切にしています。
10年前は、うつ病や適応障害は「心の弱さ」や「甘え」だと思われがちでした。でも今では、れっきとした病気として認識されています。
あの時のどん底の経験は、今では私の人生の大切な転換点になりました。
「あの時は辛かったけど、今ではいい経験」と言える出来事って、オセロゲームに似てると思います。
今は、劣勢だけど、角を取れば一度にすべてがひっくり返るような。
今この記事を読んでいる方の中に、同じような経験をされている方がいらっしゃるかもしれません。今はつらいかもしれません。でも、必ずその経験は、いつか人生のプラスになる日が来ると、私は信じています。
とにかく睡眠です😊
コメント
責任感が強くて必要以上に自分を責めたり、向上心が強くて理想と現実のギャップで心を病んでしまったりするわけで、逆に言うとメンタル強い人は責任感や向上心に欠けてて平気で他のせいに転嫁できるだけの人である場合も多いわけで。この辺のメンタルに関する誤解や偏見がどうしても根強いからなあ
そうですね。見た目では分かりづらいですからね。
最近は精神疾患について理解が進んできたと思いますが。