辛いことは成長のチャンス:「自分原因論」という考え方

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皆さん、こんにちは。今日は少し個人的な話をさせていただこうと思います。「辛いことは避けるべきもの」という考え方が一般的かもしれませんが、私の経験では、むしろ辛い経験こそが人を大きく成長させてくれるものだと気づきました。

始まりは極限のパワハラ職場

私の話は、あるワンマン社長との出会いから始まります。今となっては信じられないようなパワハラを日常的に受けていた職場でした。毎日が緊張の連続で、正直「これはもうダメだ」と何度も思いました。

でも、不思議なものですよね。そのパワハラが怖くて必死で仕事に打ち込んだ結果、営業のスキルが驚くほど磨かれていったんです。今振り返ると、あの過酷な環境が、今の私のビジネススキルの基礎を作ってくれたと感じています。

休まない電話と消えない不安:管理職時代

その後、キャリアアップとして管理職のポジションをいただきました。確かに給料は上がり、肩書きも良くなりました。でも、心の休まる時間が全くと言っていいほどなくなってしまったんです。

休日でも携帯が鳴れば仕事の電話。家族と出かけていても、頭の片隅では常に「職場は大丈夫かな」「あの案件どうなってるかな」という思いが離れません。趣味の時間も、なんだか心から楽しめない。そんな日々が続きました。

逃げ出すための決断が、実は前進だった

この状況から抜け出したい—その一心で、私は不動産投資の勉強を始めました。「どうにかして、自分のペースで働ける環境を作りたい」。その思いが、今の安定した家賃収入につながっています。必要な生活費の大半を不動産が稼いでくれるので、自分が働いて稼がないといけないという負担がだいぶ減りました。

実は、この時の経験で大切な気づきがありました。「嫌なことから逃げ出そう」としていた行動が、結果的には大きな成長につながっていたんです。倹約を学び、お金の使い方も上手くなりました。逃げ出すための準備が、意図せず人生の糧となっていたわけです。

「自分原因論」との出会い

こういった経験を重ねる中で、私は「自分原因論」という考え方に出会いました。簡単に言えば、「問題の原因を外に求めるのではなく、自分の中に見出す」という考え方です。

例えば、職場に困った人がいるとします。多くの人は「あの人が困った人だから環境が悪い」と考えるでしょう。でも、自分原因論では「そういう人がいる環境でしか働けない自分に問題がある」と捉え直します。

一見すると自分を責めているように聞こえるかもしれません。でも、これは決して自己否定ではありません。むしろ、「じゃあ、もっと良い環境に行くために、自分は何ができるだろう?」というポジティブな行動のきっかけになるんです。

大切な前提条件:心と体の健康

ただし、この「自分原因論」には重要な前提条件があると考えてます。それは、心身ともに健康で、ある程度の金銭的な余裕があることです。

睡眠不足や体調不良の時、お金に困っている時は、なかなか冷静な判断ができません。どうしても他人や環境のせいにしてしまいがちです。だからこそ、まずは自分の体調管理をしっかりと行い、基本的な生活の安定を確保することが大切だと考えています。

辛いことを楽しめるようになった今

この考え方を身につけてから、不思議なことに辛い出来事に対する見方が変わってきました。「この困難を乗り越えたら、どんな素晴らしい経験や気づきが待っているんだろう」とワクワクできるようになったんです。

以前の職場でのパワハラ、休みの取れない管理職生活…。当時は本当に辛かったですが、今では「あの経験があったからこそ、今の自分がある」と心から感謝できます。

最後に

人生には様々な困難が待ち受けています。でも、その一つ一つが私たちを成長させてくれるチャンスなのかもしれません。ただし、闇雲に辛さに耐える必要はありません。心身の健康を大切にしながら、自分のペースで前に進んでいけばいいんです。

そして、もし今、辛い状況にいる方がいらっしゃれば、それは「何か新しいことを始めるためのきっかけ」かもしれません。その視点を持つだけで、今の状況が少し違って見えてくるかもしれませんよ。

みなさんも、辛い経験を「成長のチャンス」として捉え直してみませんか?きっと、新しい扉が開けるはずです。

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コメント

  1. みじき より:

    でも俺はもう一度30代に戻ってもいいと言われても全力で拒否する。
    二度とつらい思いは嫌だ

    • AO2022 より:

      確かにつらい思いは二度としたくないですね。人生2週目という意味だったら再挑戦をしてみたい気もします。

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